肥満?愛犬のダイエット方法と成功のコツ│ドッグフード、運動対策

愛犬の健康管理

肥満が愛犬の健康を損なう危険性があることは知っていても、人間とは違い、愛犬のダイエットを継続することにハードルが高く感じている飼い主さんは多くいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、愛犬の肥満に気が付きながらそのままにしてしまうと、今すぐに弊害が起こらなくても数年後に病気を発症させてしまうことがあるかもしれません。

ストレスなく肥満を解消できるようにするために、犬のダイエットの基礎知識を学び、愛犬に相性の良いダイエット方法を見つけていきましょう。

この記事では、

・犬の肥満を引き起こす原因
・犬の食事管理・運動管理・健康管理の方法
・ダイエットにおすすめのドッグフード
・ダイエットにおすすめの食材・レシピ
・ダイエットにおすすめの運動方法

について、犬のダイエットに関する基礎的な知識から対策まで紹介します。

犬のダイエットの基礎知識

犬のダイエットが必要な理由

ぽっちゃりしている犬は、からだつきがまん丸としたフォルムがとても可愛いですよね。

ただし、肥満は様々な疾患を引き起こすきっかけになることもあり、「肥満を放置すると命に関わる」ことがあります。

実際に病気をしている犬は肥満の問題を抱えている犬もとても多いのが現状です。

肥満とは

ただ、犬の肥満は見た目だけで判断できるものなのでしょうか?

見かけが太っていない場合でも家庭で飼われている犬のおよそ3割が肥満になっているとも言われています。

犬の肥満の判断基準については、一般的に

①適正体重の15%を上回っている状態
ボディコンディションスコア(BCS)のスコアが5

の状態の時に肥満と判断されます。

体重以外にも犬の見た目や触った感じを含めて総合的に判断されます。

ボディコンディションスコア(BCS)のスコア表▼

画像引用元:環境省飼い主のためのペットフード・ガイドライン

BCS 1
(痩せ)
・肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見えて、触っても脂肪がわからない。
・腰のくびれと腹部のつり上がりが著明。
BCS 2
(やや痩せ)
・肋骨が容易に触れる。
・上から見て腰のくびれは著明で、腹部のつり上がりも明瞭。
BCS 3
(理想体重)
・過剰な脂肪の沈着がなく、肋骨に触れる。
・上から見て肋骨の後ろに腰のくびれがみえる。横から見て、腹部のつり上がりが見られる。
BCS 4
(やや肥満)
・脂肪の沈着はやや多いが、肋骨に触れる事ができる。
・上から見て、腰のくびれは見られるが、著明ではない。
・腹部のつり上がりはやや見られる。
BCS 5
(肥満)
・厚い脂肪におおわれて肋骨が容易に触れない。
・腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。
・腰のくびれはほとんど見られない。
・腹部のつり上がりもほとんど見られないか、垂れ下がっている。

肥満の原因

家庭で飼われている犬の肥満の原因は、ほとんどの場合、カロリーの過剰摂取運動不足です。

カロリーの過剰摂取については、おやつを多く与えすぎていないか、ドッグフードが年齢や体型に合ったドッグフードを与えているかなど、食事面での見直しを行ってみましょう。

おやつを愛犬におねだりされてついつい何度も与えてしまうこともあるかもしれないですが、食べることは犬自身ではコントールが難しいため、飼い主さんがしっかり管理してあげる必要があります。

また、ここで見落としがちなのが、犬の年齢です。

犬は年齢や体型によって1日に必要なカロリーが異なります。

特に年齢に関しては、高齢犬になると成犬の時よりも必要なカロリーは30~40%ほど低くなります。

成犬の時と同じカロリーを与えてしまうと、カロリーオーバーになってしまうため、愛犬のライフステージに適切なドッグフードを選ぶことも飼い主さんの重要な役目と言えるでしょう。

肥満で起こる疾患やリスク

実際に肥満になった犬が抱える病気のリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。

肥満が引き起こしやすいと言われている疾患は以下になります。

・糖尿病
・膵炎
・関節炎や変形性関節症など骨の異常
・心臓や呼吸器への負担が増える

ちょっと太っているだけだからと放置していると病気が悪化して寝たきりになったり、寿命が短くなってしまう可能性もあります。

今はまだ元気でも高齢犬になった時に次第に負担が大きくなるので、肥満に気が付いた時点で早めに体重管理を始めるようにしましょう。

愛犬の適正体重の調べ方

犬の適正体重の調べ方は、実は計算式で適正体重は算出することができません。

統計的な平均体重はありますが、実際には個体差が大きいことが理由です。

実際に病院でどのようにペットの適正体重を算出されているのかというと、犬種、大きさ、筋肉のつき方など複合的に見て判断されています。

そのため、ご家庭で肥満かどうか確認したい場合には「平均体重」もしくは「ボディコンディションスコア(BCS)」が大きな目安となります。

また、無料で愛犬の肥満度がチェックできるサイトもありますので、こちらも是非参考にしてみてください。

大幅な減量が必要だと感じる場合や、体重は適正だけどBCSだと肥満に該当するのではないかと判断に悩むときは病院で獣医師に相談することをおすすめします。

犬種別の平均体重一覧

目安として犬種別の平均体重をご紹介します。

小型犬
犬種 平均体重
トイプードル 3kg前後
チワワ 1.5kg〜3kg
ミニチュアダックスフンド 4.5kg~5kg
ポメラニアン 1.5kg~3.5kg
ミニチュアシュナウザー 4~7kg
マルチーズ 2.5kg~3kg
ヨークシャーテリア  2~3kg
中型犬
犬種 平均体重
フレンチブルドッグ 10kg前後
ウェルシュコーギー 11kg~14kg
大型犬
犬種 平均体重
ゴールデンレトリバー 29kg~34kg
ラブラドールレトリバー 30kg~36kg
ダルメシアン 27kg~32kg
シベリアンハスキー 21kg~28kg
ドーベルマン 29kg~41kg
セントバーナード 50kg~91kg

※オスとメスでも差があるため、体重の幅が広いです。

犬のダイエット方法とは

犬のダイエット方法の基本は「食事」「運動」です。

食事管理

ポイント
✓1日あたりに必要なカロリー量を確認する
✓愛犬が1日に摂取しているカロリー量を確認する
✓食事内容や回数の見直し

食事面は犬が自分でコントロールできないので、飼い主さんがしっかりしてあげましょう。

運動管理

ポイント
✓散歩の時間を少しずつ増やす
✓ドッグランやボール遊びなどの外部施設で遊ぶ

のんびり歩きながらコミュニケーションをとれば、愛犬にとっても飼い主さんにとっても楽しい時間になります。

体を動かすことで、おやつや食事が減ったストレスを発散できる効果も見込めます。

健康管理

ポイント
✓相談しやすい病院を見つけて、定期的に健康状態をチェックする

血液検査や超音波といった人間と同じような検診を行っている病院もあります。

肥満など見た目に問題がなくても1歳になったら1年に1回、シニア期に入ったら半年に1回は検査を受けると病気の早期発見や予防にも繋がります。

愛犬の食事管理の場合

1日あたりに必要なカロリー量

1日に必要なカロリーは、次の計算式で算出が出来ます。

犬の年齢や避妊去勢の有無によって必要なカロリー量は変わってきます。

(体重×30+70)×指数=1日に必要なカロリー数

ここでいう指数とは次のようになります。

生後4ヶ月までの子犬 3.0
生後4ヶ月~1歳の犬 2.0
1歳から7歳までの成犬で避妊去勢している犬 1.6
1歳から7歳までの成犬で避妊去勢していない犬 1.8
7歳以上の高齢犬で避妊去勢済している犬 1.2
7歳以上の高齢犬で避妊去勢済していない犬 1.4

計算式を記載しましたが、以下のサイトで自動計算してくれます。

簡単に知ることが出来ます▼

犬の1日あたりに必要なカロリーを計算してみる
自動計算サイト:https://www.ugpet.com/guide/dog/food/ingredient/calorie/calc

食事の与え方

食事回数

成犬の食事は1日2回が基本です。

高齢犬は、可能であれば1日3回へ増やしましょう。

1日1回の食事では空腹の時間が長く、次の食事のときに早食いしてしまうため満腹感がなく、たくさんのフードや食後のおやつを欲しがってしまう傾向があります。

食事量

フードの適切な量を守っているのに肥満気味の場合は少し減らす必要があります。

量を減らすだけだとストレスになってしまうので、カロリーの低い野菜や豆腐でかさましするかお湯や野菜を煮込んだスープでふやかすなどして、満腹感をアップさせてあげるのもおすすめです。

食事の量をむやみに減らすと摂取できる栄養が少なくなりますので、大幅に量を減らす必要があるときは獣医師さんと相談しながら進めてください。

ドッグフードを切り替える

ドッグフードは、年齢や目的ごとに特徴の違うドッグフードが販売されています。

肥満対策としては「ダイエット用」・「体重管理用」のドッグフードも販売されているので、栄養バランス良く、効率的にダイエットを始めることができます。

フードを切り替えるときは今のフードに新しいフードを少しずつ混ぜて、1週間くらいかけてゆっくり切り替えていきましょう。

朝晩のフードはきちんと量を測り、1日の摂取カロリーの目安を超えないように気をつけてみましょう。

おやつの種類を変える

いきなりおやつをなくしてしまうと愛犬のストレスになりますので、ダイエット向きの噛みごたえのあるフードや低カロリーのヨーグルトなどに変えたり、量を減らすのがおすすめです。

また、おやつをおねだりされて可愛さのあまりに何度も必要以上に与えてしまわないように工夫しましょう。

糖質制限

米やとうもろこしは高GI(血糖値を急激に上げる)の食材なので、避けてあげると良いでしょう。

糖質制限は犬にも有効なダイエット法とされています。

ドッグフードを選ぶときやトッピングを作るときには、小麦、とうもろこし、米などの穀物は避け、肉や魚といった動物性たんぱく質の配合量が多いものを選びましょう。

食事管理に最適なドッグフードの場合

商品名 「ロイヤルカナン
CCNミニライト
ウェイトケア」
「サイエンスダイエットプロ」 「森乳サンワールド」
おすすめ 88%以上の犬が
8週間以内の減量に成功
低カロリー、低脂肪
栄養バランスがよく
体重管理に定評あり◎
ダイエットしながら
腸環境を整えてくれる
ドッグフード 
購入 販売サイト 楽天市場
Amazon
楽天市場
Amazon
対象年齢 10ヶ月以上 1歳~6歳 成犬用
税込価格 3,894円 2,088円~
2,516円~
送料 500円
5500円以上
購入で無料
楽天:650円
Amazon:無料
楽天:800円
Amazon:無料
内容量 2Kg 1.6kg
2.4kg
主原料 鶏肉
七面鳥肉
チキン
ポテト
サーモンミール
原産国 フランス アメリカ アメリカ
カロリー
(100g当たり)
319kcal/100g 299kcal/100g 310kcal/100g
たんぱく質 28% 25.3% 18%以上
脂質 9% 8.4% 5%以上
グレインフリー
(穀物)
コーン、大麦、米 小麦、大麦、
トウモロコシ
不使用
購入 販売サイト 楽天市場

Amazon

楽天市場

Amazon

「ロイヤルカナンCCNミニライトウェイトケア」

画像引用元:ロイヤルカナン

商品名 「ロイヤルカナンCCNミニライトウェイトケア2Kg(減量したい犬用)小型犬専用成犬~高齢犬用」
原産国 フランス
対象年齢/対応犬種 10ヶ月以上/10Kgまでの小型犬
カロリー 319kcal/100gあたり
容量 800g,2Kg,4Kg,8Kg
原材料 肉類(鶏、七面鳥)、コーン、植物性繊維、大麦、米、超高消化性植物性タンパク(消化率90%以上)、コーングルテン、動物性油脂、ビートパルプ、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、コーンフラワー、魚油、サイリウム、酵母および酵母エキス、大豆油、脂肪酸塩、フラクトオリゴ糖、ルリチシャ油、グルコサミン、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、セルロース、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Ca、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
引用元:ロイヤルカナン
成分 たんぱく質 28.0 %以上、脂質 9.0 %以上、粗繊維 9.6 %以下、灰分 5.5 %以下、水分 10.5 %以下、食物繊維 19.0 %、ビタミン(1kg中)A 23,500 IUD3 1,000 IUE 450 mg
引用元:ロイヤルカナン
購入先リンク 販売サイト

引用元:ロイヤルカナン

ロイヤルカナンは、フランスの獣医師によって創設されたメーカーです。

低カロリーながら高タンパクが特徴のドッグフードのため、特によく運動する愛犬や、成長期の愛犬の筋肉維持効果が期待できます。

ロイヤルカナンによる調査では、88%以上の犬が8週間以内の減量に成功したということなので、本気で原料を目指す飼い主さんにおすすめです。

ロイヤルカナンは栄養学に特に力をいれているため栄養面でも安心できます。

「ロイヤルカナンCCNミニライトウェイトケア」の口コミ

柴犬4才です。12キロあった体重が、10キロ減量に成功しました。引用元:Amazon

うちの犬は、太っていて悩んでいましたが、ペットショップでこの製品が一番良いと言われました。栄養のバランスも一番良いそうです。匂いも美味しそうな匂いです。引用元:Amazon

税込価格(単品・定期同額)
個数 通常:税込価格 税込送料
800g 1,892円 500円
5,500円以上購入で全国どこでも無料
2Kg 3,894円
4Kg 7,139円
8Kg 13,937円

「ヒルズサイエンス・ダイエット<プロ>」

画像引用元:Amazonより

商品名 「ヒルズサイエンス・ダイエット<プロ>小型犬用【健康ガード体重管理】1~6歳」
原産国 アメリカ
対象年齢/対応犬種 1歳~6歳
カロリー 299kcal/100gあたり
容量 1.6kg、3.3kg
原材料 チキン、大麦、トウモロコシ、小麦、エンドウマメブラン、コーングルテン、マイロ、セルロース、チキンエキス、植物性油脂、ビートパルプ、亜麻仁、ポークエキス、小麦ブラン、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、ニンジン、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、アミノ酸類(タウリン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、カルニチン 引用元:公式サイト
成分 タンパク質25.3%・脂質8.4%・炭水化物48.1%・粗繊維12.4%・カルシウム0.94%・リン0.69%・カリウム0.8%・マグネシュウム0.135%・ナトリウム0.29%・ビタミンC 124ppm・ビタミンE 675IU/kg・オメガ6脂肪酸3.12%・オメガ3脂肪酸0.63%・カルニチン330.4ppm
引用元:公式サイト
購入先リンク 楽天市場 Amazon

ヒルズは動物病院で推奨されているメーカーです。

「サイエンス・ダイエット<プロ>」シリーズは、本来の免疫力の維持を助ける抗酸化成分配合のフードで、成分を見ると、リンゴ、ブロッコリー、ニンジン、クランベリーなど、抗酸化作用が期待される食材がふんだんに使われていることがわかります。

ダイエットしながら愛犬の免疫力を高め、長生きして欲しいという飼い主さんにはお勧めできる商品です。

「ヒルズサイエンス・ダイエット<プロ>」の口コミ

5.5kgのミニチュアダックスに食べさせています。
去勢後に6Kgまで体重が増えてしまい獣医さんと相談してこれを食べさせています。
小粒ですが自分のワンコは美味しそうに食べてます。
少し体重が増えてくるとあげる量を調整して食べさせています。
以前は健康ガードの活力を食べていましたが調整しても増加していましたから体重管理はいいと思います。引用元:Amazon

チワワの女の仔です♪ もともと食欲旺盛の仔なのですが、避妊手術をしたため太り過ぎないようにと、「体重管理」してくれる本品を注文しました。もともと食欲旺盛の子なのですが、ロイヤルカナンを少し混ぜてあげていますが、問題なく食べてくれます。これなら量を減らすことなく満腹感があるようで安心してあげられて助かります♪引用元:Amazon

内容量 税込価格 カロリー(100g当たり)
1.6kg 2,088円~ 298.7Kcal

楽天・Amazonで購入できます。

1袋(内容量:1.6kg)あたり、楽天だと2,088円+送料650円で合計2,738円、Amazonだと2,459円(税込み)で送料無料です。

「森乳ワールドゴールドフィッシュアンドポテト ダイエットライト」

画像引用元:森乳ワールド

商品名 「森乳ワールドゴールドフィッシュアンドポテト
ダイエットライト」
原産国 アメリカ
対象年齢/対応犬種 生後6週~全年齢
カロリー 310kcal/100gあたり
容量 800g / 2.4kg / 7.5kg
原材料 ポテト、サーモンミール、ホワイトフィッシュミール、セルロース、フィッシュダイジェスト、トマトポマス、植物性油脂、乾燥ビートパルプ/ビタミン類(A,D,E,K,B1,B2,B6,B12,C,パントテン酸,ナイアシン,葉酸,ビオチン,コリン)、ミネラル類(Ca,Na,Cu,Fe,Mn,Zn,Co,Se,I)、レシチン、タウリン、グルコサミン、イノシトール、コンドロイチン硫酸、ユッカ抽出物、L-カルニチン、グレープシードエキス、酸化防止剤(トコフェロール、ローズマリーエキス)
引用元:森乳ワールド
成分 たんぱく質18.0%以上,脂質5.0%以上,粗繊維8.0%以下,灰分8.0%以下,水分10.0%以下 引用元:森乳ワールド
購入先リンク 楽天市場 Amazon

引用元:森乳ワールド

「森乳ワールドゴールドフィッシュアンドポテトダイエットライト」は、吟味された魚とポテトが主原料の低アレルゲンフードです。

タンパク質の主は高品質な魚で、アミノ酸バランスに優れています。

他の商品と比べると、ややたんぱく質は低めですが、プロのブリーダーさんにも愛用されています。

このドッグフードは、特に腸の環境に着目して作られており、愛犬の便のにおい改善に定評があります。

「森乳ワールドゴールドフィッシュアンドポテト ダイエットライト」の口コミ

家で飼っている犬はクリーム色のロングコートチワワなのですが、食べる事が大好きな犬なのでダイエットライトにしてます。食べ物が好きなのでどこまで良いのか判断に迷いますが、朝夕必ず約1分位で一心不乱に食べて完食するので、この商品が好きなのだと思います。なので☆5にさせて頂きました。引用元:Amazon

食欲旺盛な愛犬スコッチでのために購入しました。ちょっとぽっちゃりしてきたのでダイエットフードを探していましたところこちらのフード(自然素材)を見つけて購入しました。今まで食べていたフードと徐々に混ぜて与えようと思います。引用元:Amazon

内容量 税込価格 カロリー(100g当たり)
2.4kg 2,516円~ 310Kcal

楽天・Amazonで購入できます。

1袋(内容量:2.4kg)あたり、楽天だと3,945円+送料800円で合計4,745円(税込)、Amazonだと2,516円(税込)+送料無料です。

ダイエットに適した食材

ドッグフードはバランスよく栄養素を考えられて製造されているため、ダイエットはドッグフードで行うことがおすすめですが、中には満腹感を得られない犬もいるかもしれません。

ここでは手作りフードやトッピング、かさましに使える食材の栄養素・カロリーをご紹介します。

大豆製品

豆腐

100gあたりのカロリー:55kcal

豆腐は、たんぱく質が多く含まれており、他にサポニン・イソフラボン・リノール酸が含まれています。

カロリーが低く、犬の筋肉の維持や健康的な皮膚・毛並みなど健康にとても重要な栄養素なたんぱく質が多く含まれていますので、ダイエットには最適の食材です。

また、リノール酸はコレステロール値を下げる働きもあります。

コレステロール値が高い状態(高脂血症)だと、膵炎、糖尿病など様々な病気を併発することがあります。

なので、必要な栄養素を取ることによってコレステロール値を下げる事は、愛犬にとってもメリットがあります。

おから

100gあたりのカロリー:生おから111kcal/乾燥おから421kcal

おからは食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整え、便秘解消や予防に効果があります。

他にもビタミン類が含まれ、骨を丈夫にしたり、神経の働きを良くしたりする効果を期待できます。

たんぱく質・カルシウム・炭水化物・カリウムが多く含まれ、ダイエットをしつつも健康バランスに優れている食材です。

カロリーは高いですが、乾燥おからの方が食物繊維は多く含まれています。

愛犬にご飯を手作りする際にも使いやすいのは、乾燥おからの方かなと思います。

カロリーが高めなので、使う際には量などに気をつけましょう。

乳製品

ヨーグルト

100gあたりのカロリー:62kcal(無糖)

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境を整えてくれる作用があります。

他には、たんぱく質や脂肪、炭水化物・カルシウム・ビタミン類が多く含まれていています。

ただし、たくさん食べ過ぎると下痢をする事があるので、与えすぎには注意です。

とりささみ

100gあたりのカロリー:105kcal(1本(43g)あたり45kcal)

とりささみは、肉類のなかでもカロリーが低くたんぱく質が豊富で、ビタミンB群の中で特にナイアシンが多く含まれています。

たんぱく質は筋肉の維持には欠かせません。

ビタミンB群の中のナイアシンは、糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーを作り出すために不可欠な栄養素で脂肪燃焼にも役立ちます。

また、骨を丈夫に作るのに欠かせないリンも多く含まれています。

ただし、腎臓病や尿路結石などの疾患がある場合は注意が必要です。

とりささみは、ダイエットに最適の食材ですが、筋肉をつけたい犬にもおすすめです。

馬肉

100gあたりのカロリー:110kcal

馬肉はたんぱく質が豊富で低カロリーなので、ダイエット中の愛犬にも使いやすい食材です。

馬肉は他のお肉と比べてカルシウムは2倍~3倍、鉄分は鶏肉の5倍含まれています。

ビタミンやミネラルも豊富に含まれている食材になります。

野菜

ブロッコリー

100gあたりのカロリー:27kcal(茹で)

ブロッコリーに含まれる栄養素としては、ビタミンCやミネラル・食物繊維などがあり、さらには、抗酸化作用をもつ「スルフォラファン」という成分も含まれています。

カロリーが低いため、フードのかさ増しに使いやすい食材です。

きゅうり

100gあたりのカロリー:14kcal

きゅうりは95%以上水分で出来ていますが、βカロテンやカリウム、ビタミンKなどの栄養素が含まれています。

低カロリーで水分も取れるので、水分をあまり取らない犬にもおすすめです。

ただ、食べ過ぎると下痢する可能性があるので、4kgの犬で1/4本が目安です。

レタス

100gあたりのカロリー:12kcal

レタスの95%は水分です。

栄養素としては、ビタミンCやビタミンE、ビタミンKや食物繊維、カリウムなどのミネラルも含まれています。

レタスは低カロリーで低糖質、食物繊維も豊富なのでかさ増しフードにも使いやすい食材です。

水分が多いので食べ過ぎると下痢する可能性もあるので、レタスの葉一枚を目安にあげすぎには注意しましょう。

さつまいも

100gあたりのカロリー:134kcal(生or蒸すの場合)

さつまいもはカロリーが他の野菜と比べると高く、与えすぎには注意です。

炭水化物が主な成分ですが、食物繊維やビタミン類も多く含まれています。

与える量を気をつければ、整腸作用や免疫力アップなどダイエットにも嬉しい効果のある野菜です。

果物

バナナ

100gあたりのカロリー:86kcal

バナナは栄養価が高く、ビタミンB群やビタミンC、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維やフラクトオリゴ糖という腸内の善玉菌を増やす働きがある成分も含まれています。

腸内環境を整えて便通をよくするので、ダイエットにはいい食材です。

ただし、カロリーが高いので与えすぎには注意です。

リンゴ

100gあたりのカロリー:54kcal

リンゴの栄養素はペクチンという水溶性の食物繊維があり、便秘の解消など整腸作用が期待できます。

他にはポリフェノール、カリウムやビタミン類などが含まれています。

リンゴはカロリーはそんなに高くないのですが、成分の多くは糖分がしめているため、与える量には注意が必要です。

愛犬のためのダイエットメニュー

参考までに食材を使ったダイエットメニューをご紹介していきます。

ささみと野菜の5色ごはん(主食レシピ)

総カロリー:約158kcal

食材(1食分)

  • 白飯:55g
  • とりささみ:1本(43g)
  • ブロッコリー:10g
  • きゅうり:10g
  • さつまいも:10g
  • にんじん:10g
作り方

1.野菜を0.5cm角に切り、ブロッコリーとさつまいもとにんじんは茹でておく

2.とりささみを茹でてほぐしておく

3.お皿に白飯を平たく盛り、その上にとりささみと野菜をのせて完成

おすすめポイント
✓ご飯、とりささみで食べやすい!
✓1度に栄養価のある野菜を摂取できる!

馬肉のそぼろごはん(主食レシピ)

総カロリー:約166kcal

食材(1食分)
  • 馬肉ミンチ:20g
  • 卵Mサイズ:1/2個
  • にんじん:10g
  • キャベツ:10g
  • 白飯:55g
作り方

1.卵はフライパンで炒り卵にする

2.馬肉ミンチを炒める

3.キャベツとにんじんは茹でておく

4.お皿に白飯を入れ、そのうえに卵・馬肉・野菜をのせて完成

おすすめポイント
✓馬肉で低カロリー◎
✓卵は栄養価が高く良質なたんぱく質が含まれ、健康バランス◎
✓炭水化物や食物繊維、ビタミン・ミネラルなどを摂取し、ダイエットに効果的。

りんごヨーグルト(おやつレシピ)

総カロリー:約23g

食材
  • りんご:1/8個(1個約200gのりんごの場合)
  • 無糖ヨーグルト:大さじ一杯ぐらい(愛犬の様子で加減してください)
作り方

1.分量のりんごをすりおろします

2.すりおろしたりんごをヨーグルトとあえます

おすすめポイント
りんごには水溶性の食物繊維が含まれており、ヨーグルトの乳酸菌もあわせて腸内環境を整えてくれるので、便通の改善や免疫力のアップに繋がります。

バナナチップス(おやつレシピ)

総カロリー:約29kcal

食材

バナナ         1/3本

作り方

1.バナナの皮を剥き、2~3mmの厚さにカットします

2.耐熱皿にクッキングシートをひいて、カットしたバナナを並べます

3.500Wの電子レンジで加熱します。加熱時間は3分~5分、焦げないように様子をみてください

4.乾燥してきたらできあがりです

おすすめポイント
✓食物繊維が多く便通にもいい
✓ビタミン・ミネラルが摂取できる
✓チップスなので、ご褒美にも◎

ちなみに、おやつは1日のカロリーの10%が目安です。

おやつをあげる場合は、おやつのカロリーを引いた分のカロリーで主食のフードをあげましょう。

白和え(かさ増しレシピ)

総カロリー:約12kcal

食材
  • 豆腐(木綿or絹):20g
  • にんじん:10g
  • ほうれん草:10g
  • だし汁:10ml
作り方

1.豆腐はキッチンペーパーで水切りしておく

2.にんじんとほうれん草は、茹でてみじん切りしておく

3.水切りした豆腐をすり潰す(フードプロセッサーを使うと簡単)

4.すり潰した豆腐と野菜を混ぜ合わせ、そこにだし汁を加えてさらに混ぜ合わせる

5.計量したドッグフードの上にのせて完成

おすすめポイント
✓たんぱく質やβカロテン、ミネラルが摂取できる
✓だし汁でダイエットフードもおいしく!

野菜のささみスープ煮(かさ増しレシピ)

総カロリー:約10kcal

食材
  • キャベツ:10g
  • にんじん:10g
  • もやし:10g
  • とりささみのゆで汁:野菜がかぶるぐらい
作り方

1.とりささみを茹でたゆで汁を用意する

2.野菜を細かくみじん切りにする

3.みじん切りにした野菜を、とりささみのゆで汁に入れて煮る

4.野菜が柔らかくなったら火を止めて冷ます

5.粗熱が取れたら計量したドッグフードの上にのせて完成

おすすめポイント
✓野菜のビタミンやミネラルが摂取出来る
✓茹でる事で野菜も食べやすくなる
✓水分をあまり取らない愛犬にもおすすめ

愛犬の運動管理の場合

ここからは、ダイエットに欠かせない運動についてご紹介していきます。

毎日の散歩からドッグラン、ジムまで現代では犬の運動もさまざまな方法があります。

また、アプリで体重を管理したり病院で検診を受けることもできます。

ダイエットに欠かせない運動ですが、やり方を間違えると愛犬にとって負荷がかかりすぎてしまいます。

注意事項を確認しながら見ていきましょう。

散歩

まずは散歩についてです。散歩はとてもいい運動になりますし、気分転換にもなるのでおすすめです。

1㎞歩いた時のカロリー消費量の目安です。

体重 消費カロリー
3kg 6kcal
6kg 10kcal
10kg 14kcal
15kg 19kcal
20kg 23kcal
25kg 26kcal
30kg 30kcal

これに基づいて計算してみると

例:体重kgの犬が2km散歩した場合20kcal消費したことになります。

この時に気を付けてほしいことは、連続して運動させないということです。

連続して運動していると犬の体は少しのカロリーで多くの運動ができるようになってしまいます。つまり、燃費が良くなってしまうということです。

また、犬の体にも負荷がかかりやすくなってしまうので、1日数回に分けて運動させるように気を付けましょう。

次に散歩の時間ですが、基本的には体の大きさによって適切な散歩の量が判断されます。

  • 小型犬・・・1日1回15~30分程度の散歩
  • 中型犬・・・1日1時間、2回に分けて歩く必要がある
  • 大型犬・・・30分~1時間程度の散歩を1日2回必ず行う

このように体の大きさで必要な散歩の量は変わってきます。

また、犬種によって、運動量がとても多く必要な犬、太りやすい犬などもいるので、大きさだけで判断するのは難しいです。

その子の性格や、その犬種がもともと持っている特徴などを理解したうえで、運動量を決めていきましょう。

運動

次に散歩以外の運動方法についてです。

散歩だけではどうしても思いっきり走れなかったりするので、運動が好きな子にとっては、とてもいいストレス発散になります。

ドッグラン

ドッグランではリードから解放して愛犬をのびのびと遊ばせてあげることができます。

どうしても公共の場にでるとリードで制御しなければならないですが、ドッグランなら思う存分走り回ることができるので、ダイエットやストレス解消にもなるでしょう。

また、他の犬たちもいるので相性が合えば、とても良い遊び相手になってくれますし、お友達ができることもあります。

ドッグランを使うときは、排泄の際のルールや持ち込めないもの、ワクチン証明が必要だったり、会員制予約制だったりと、各場所によってさまざまです。

ドッグパーク

ドッグランだけでなく、最近はドッグパークと呼ばれる施設が増えています。

ドッグパークでは、ドッグランのほかに、ドッグカフェやトリミングサロン、プール、保護犬施設が併設されているところなどがあります。

愛犬だけでなく、飼い主さんも楽しむことのできる施設が多いのが魅力的ですね。

施設が主催するイベントに参加したり、遊びの幅が広がりますので、お気に入りの施設が見つけると休日がより楽しくなります。

筋トレ

次に犬の筋トレについてです。

犬も筋トレが必要なの?と思う方もいると思いますが、筋肉は使わなければ衰えていきます。

家で行うにはハードルが高いと思う方も多いと思いますので、次のような施設を利用してみるのもお勧めです。

ドッグジム

まだあまり有名ではないので施設数自体少ないですが、ドッグジムを利用することでケガのリスクを軽減し正しい運動を行うことができます。

ドッグジムとは、人のスポーツジムと同じように、トレーナーさんがおり、プールや、ハードル、バランスボールなどを使い、安全に正しいトレーニングが行えます。

ただし、専門的なものになるので、ドッグランなどの施設よりも利用料が高くかかります。

自分で家でやろうと思っても、やり方を間違えてけがをさせてしまったらどうしよう・・・と不安に思う方も多いと思うので、このような施設で専門の先生と一緒にやるのもおすすめです。

マッサージ・ツボ

次はマッサージやツボについてです。最近ではドッグマッサージセラピストの資格があるぐらい有名になってきました。

犬のマッサージやツボ押しは、 犬の心身にいい影響を与えながらコミュニケーションツールにもなります。また、体に触れることで異変や病気を早期に発見することもできます。

マッサージのやり方には

  • 円を描きながら皮膚を動かす
  • さする
  • 揉む
  • 指を広げて指先を軽く滑らす
  • ツボを刺激する

などいろいろありますから、愛犬が気持ちいいと感じていそうなもの、好みなどでいろいろ組み合わせてみるのが良いでしょう。

レコーディング(アプリ管理)

次は体重のアプリ管理についてです。

人間と同じように、アプリを使ってグラフなどで見た目をわかりやすく管理することで、今している運動や食事が愛犬に合っているかどうか、ダイエットの効果がわかりやすくなります。

アプリによっては、体重管理だけでなく、ノミダニ予防薬の投薬日やワクチン接種日などをお知らせしてくれる機能もあるみたいですのでとても便利ですよね。

体重管理:体重計算

次は犬の適正体重の計算についてです。

どのようにペットの適正体重を算出するかいいますと、動物病院で、犬種、大きさ、筋肉のつき方など複合的に見て、今の体重から少し多いくらいが適正体重か、少ないくらいが適正体重かなどで判断します。

この判断基準は、経験則に基づく感覚だけではなく、犬と猫には、ボディコンディションスコア(Body Condition Score)という5段階の評価基準があり、あご、くび周り、肋骨、おなか、腰回り、しっぽの脂肪のつき方や、くびれが出来ているかを確認して判断します。

カロリー計算:方法

次は1日に必要なカロリー計算の方法についてです。

(体重×30+70)×指数=1日に必要なカロリー数

ここでいう指数とは次のようになります。

生後4ヶ月までの子犬 3.0
生後4ヶ月~1歳の犬 2.0
1歳から7歳までの成犬で避妊去勢している犬 1.6
1歳から7歳までの成犬で避妊去勢していない犬 1.8
7歳以上の高齢犬で避妊去勢済している犬 1.2
7歳以上の高齢犬で避妊去勢済していない犬 1.4

▶以下のサイトで自動計算してくれるため、簡単に知ることが出来ます。

犬の1日あたりに必要なカロリーを計算してみる
自動計算サイト:https://www.ugpet.com/guide/dog/food/ingredient/calorie/calc

定期健診:受けられるダイエット関連検診メニューや病院?

最後に定期健診についてです。

病気の早期発見につながる定期健診ですが、体重測定はもちろんのこと、肥満度をスコア化して記録してくれる病院もありますので、そういった病院を選べばより肥満予防につながります。

まとめ

今回の記事では、犬のダイエットの基礎知識について、

・肥満を引き起こす原因
・犬の食事管理・運動管理・健康管理の方法
・ダイエットにおすすめのドッグフード
・ダイエットにおすすめの食材・レシピ
・ダイエットにおすすめの運動方法

をまとめてご紹介しました。

犬のダイエットを始める時は、なかなかハードルが高く感じられますが、全部を完璧にこなすことを考えるよりも、まずはドッグフードを変えてみるなどの自分が簡単に始められそうなことから始め、徐々に出来ることを増やしていくのがおすすめです。

ドッグランやドッグパークなど、愛犬だけではなく飼い主さんも楽しめる施設に足を運んでみるとストレス解消や気分転換にもなりますよ。

そこで相談できる人がいたり、犬友達が出来れば、自分1人では気が付くことのできなかった情報が入ってきますよ。

是非、悩まずに色んな方に相談しながらすすめてみてくださいね。

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